設計・・安藤忠雄 1986 大阪市中央区東心斎橋
たびまる間口が狭く、奥行きが深いという敷地がうまく利用されている。外観はコンクリートの打放しにガラス張りとシンプルなつくり。入り口に立つと、地下に続く階段と4階までの吹き抜けで上下に広い空間が迫る。さらに、意外なところに迷路のようにはりめぐらされる階段が楽しい。最上階の4階にはデッキがあり、下を眺めるとこの建物がいかに特殊な敷地に建てられているのかがよくわかる。夜は足元のライトの光が地下まで続き、幻想的である。