曹洞宗
京都府船井郡園部町若森庄気谷76
普斉寺仏殿(重要文化財) 看板より普斉寺は、平安時代に天台宗寺院として創建されたとも、足利尊氏が夢想国士を開山とし、その弟子となっていた千種姫(尊氏の妹)を開基として創建したとも伝えられている。その後荒廃したが、江戸時代になって、寛永11年(1634年)に亀山(現亀岡)城主菅沼織部正定芳が天外梵舜禅師を招いて復興し、曹洞宗に改めた。
仏殿の建立年代は南北朝時代と考えられ、大きく反り上がる軒、中央が盛り上がる火灯形の窓や波状の連子が入る弓欄間など、典型的な禅宗様の仏殿として貴重な建物である。
組物の下にあるゆらゆらしたものが弓欄間。窓の上部の特徴的な形が火灯形。
軒は大きく反り上がり、垂木は放射状の扇垂木になってる。
鰐口と呼ばれるいわゆる鈴。(府指定文化財)