設計・・・Knud Holscher(ナッド・ホルシャー)
京都府船井郡丹波町蒲生
デンマーク王立建築アカデミー教授のナッド・ホルシャー設計による建物らしいです。
1992年スペインで行われたセゼリア万国博覧会のデンマーク館を移築したものらしいです。
「安全・安心の京都丹波ブランド」これをペイントしたいがために移築したのでしょうか?廃墟同然のあつかいです。
しかし今やこのキャッチフレーズは痛々しい。
BlogPeopleのページにリンクありがとうございます。
私と建築の趣味が同じような気がして、よく見ています。
今回は気になる建物だったのでトラックバックを送りました。
(でも、送り先を間違えてたらごめんなさい)
トラックバックありがとうございます。ちゃんと届きましたよ。
学生の自分にとって、実際働いている方のブログを読んでると、ため息ばかりで勉強になりますっ!
浜名湖花博の記事を見て、行きたいなあっと思ってるばかりで、もう8月の末・・・
どうも通りすがりのものです。当時の丹波町の遺物。通学途中不思議に思っておりましたが説明のおかげで理由がわかり納得です。移設当初はそんなキャッチなかったはずです。鳥インフルの影響でしょうか?
名犬チーズ at 2010年10月27日 23:30 見通し甘く、町施設が廃墟 京都、万博から移設も解体へ印刷用画面を開く
隙間から陽光が差し込むホール。近年は倉庫として使われていた(京丹波町蒲生)
隙間から陽光が差し込むホール。近年は倉庫として使われていた(京丹波町蒲生)
帆船をイメージした外観を持つ京都府京丹波町蒲生の大型施設「ビジョンダンマーク」が本年度中に解体される。1992年のスペイン・セビリア万博の「デンマーク館」を、旧丹波町が93年に10億円で移築。町のシンボルになるはずだったが、有効活用されぬまま姿を消す。12月末、館内に入り、「夢の跡」をたどった。
「大きい」。高さ約28メートルの建物を見上げ、思わず声をあげた。国道9号沿いにあり、目にする機会は多いが、間近に立つと、壁面にさびや汚れが目立ち、時の流れも感じた。
町職員に鍵を開けてもらい、中に入ると円すいを半分に切ったような空間が広がった。300人収容のホールで、窓の隙間から陽光が差し込み、教会のような荘厳な雰囲気が漂う。とはいえ、床にはちりが積もり、椅子や看板が放置され、廃虚の印象だ。音楽会や結婚式などに利用されたが、近年は倉庫として使っていたという。
高さ10メートル以上の音響設備「スピーカータワー」も目を引く。床の一部はガラス張り。「外壁に水を掛け流し、ガラスの下や周囲の池に流れる構造ですが、水を循環できないため費用がかかって…」。職員の説明に実用性の乏しさを感じた。
会議室がある2階の通路は板張りで腐食が激しい。歩くとメリメリと嫌な音を立てた。足の形に開いた穴がある。底が抜け、1階に落ちる恐怖心から、進むのを断念した。
旧丹波町は「京都デンマーク公園」として、一帯を整備する計画だった。竣工(しゅんこう)式当日は歌手の財津和夫さんらのコンサートもあり、盛り上がった。当時、式典に携わった長澤誠住民課長(54)は「福祉などの先進地デンマークと交流を深め、まちづくりに生かそうと期待が膨らんだ」と振り返る。だが、経済低迷などで計画が頓挫し、老朽化や防災の観点から解体が決まった。
意匠優先の使い勝手の悪さや、見通しの甘さも活用しきれなかった要因だろう。個性的で存在感のある建物だけに、知恵をしぼり、まちづくりに生かせなかったのか、と惜しまれる。
跡地には新たな町のシンボルとなる役場庁舎が建つ。
at 2018年01月14日 22:39