設計・・・不明 1900
京都府京都市東山区馬町通東大路西入上新シ町358
明治23年村井吉兵衛が日本初めての両切紙巻を製造。同年このちに米国タバコ会社と合同して村井兄弟商会を設立し、その名声は世界のタバコ商として知られる。
明治37年煙草専売法の実施により国営となり、商会の建物は専売局専売公社の京都工場として使用される。
その後建物は倉庫等に使用されたが、廃屋同然の状態で放置された。
昭和22年社団法人関西厚生協会を設立し、この地と建物の払い下げをうけて、その維持保存につとめ現在に至る。屋上にはサーチライト塔まで設けられ、当時最新の製造装置を備えて、2000人以上の職工たちが1日1000本ものタバコを製造していたと言われています。
二棟建っている建物の裏の方に回ってみると、そこは駿台の寮として使われているみたいで、一般の方も住んでいるような感じでした。
この建物は東山五条の少し南にあり、時代がゆっくり進んでいるような感じを思わせる地域にあります。そのためこの赤レンガがとても印象的でしす。