設計・・・河合浩蔵 1904 神戸営繕事務所 1991
兵庫県神戸市中央区橘通2-2-1 (MAP)
今回の計画でメインテーマとなった、正面の外壁の「再生」・「活用」、この旧外壁の姿を活かす為、新築部分をできるだけ目立たないものにと心掛け、既存外壁の上部にガラス箱を置くことで、周辺の景色に溶け込み、より一層、明治の壁を引き立たせる効果をねらった。
まさに今昔折衷。下の壁がとても強調され、再生前より存在感が増した感じ。
他の建物に比べ、生きてきた時間も多くまた再生によって成長し、裁判所として文句ない器だと思われ。
元々はレンガ造二階建の建物。保存・再生の一つの例ですね。
歴史ある部分を尊重しつつ、新築の部分と上手く共存しているのが、分かりやすくて良い。
この建物、JRから見えるんですけど、どうも・・・納得いかないんですよね・・・。でも、写真でみると、結構許せるかも。
のび太 at 2005年06月22日 23:38コメントありがとうございます。
たしか神戸駅付近から、ビルとビルの間から垣間見えますね。
100%納得いく建物ってあまりないものですが、これは綺麗なので僕は好きです。
はじめまして。神戸地裁で検索しました。僕の周りでは、神戸地裁と東京銀行協会は「外壁保存の極端な失敗例」という意見が圧倒的ですがσ(^◇^;)
伯爵 at 2005年10月15日 16:42コメントありがとうございます。
調べてみたのですが(ネットで)、東京銀行協会の建物は凄いですね。
http://arch.cside.com/f-ginkokyoukai.html
保存というより、保存したくなかったという嫌味的なものが伝わってきますね。
これに比べれば神戸地裁は全然良いと思うし、やっぱり好きですね。
あと宜しければ、評判の良い建物を紹介してくれませんか?(最近ネタ切れ気味なので)
pan-o at 2005年10月21日 02:02僕の名前をクリックしてくだされば、僕の建築写真ギャラリーに繋がりますのでご覧下さい。
神戸地裁と東京銀行協会は、外壁保存では比較的初期のものなので、評判が悪いんでしょうね。こうした「失敗例」の教訓のものとに行われた外壁保存ですと、神戸ならトアロード南端の海岸ビル、関東だと横浜地裁など、旧建築と新建築の継ぎ目に違和感がないものになっているようです。
ありがとうございます。今度神戸に行った際には、必ず寄って行こうと思います。
pan-o at 2005年11月08日 23:01