ヒンドゥー教
カンボジア・シェムリアップ
地球の歩き方・アンコールワットとカンボジア創建時はジャヤヴァルマン7世が母のために作った仏教僧院であったが、後にヒンドゥー教の寺院に改宗されたと見られる。そのため、仏教色の強い彫刻の多くが削りとられている。
東西約1000km、南北約700mものラテライトの壁に囲まれた広大な敷地の中にあり、当時、僧院には5000人あまりの僧侶と615人の踊り子が住んでいたと伝えられる。
樹木が寺院を包み込んでいる事で有名なタ・プローム。最も有名な木がトップの画像の部分で、回廊の屋根から根っこが滝の流れの様に垂れ下がっている。元々は屋根の上に小さく生えていたものが、成長とともに栄養を求めて地面へと根っこを伸ばし、そして大きくなっていたのだろうと思われる。
石を積んで造られている建物で頑丈そうではあるが、長い時間をかけてじわじわ忍び寄る自然の力に崩壊寸前である。
カンボジアでの写真@Flicr(スライドショーで見る)
関西今昔建築散歩:NOTE:地球散歩Archives
参考文献:地球の歩き方・アンコールワットとカンボジア