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›9 24, 2007

安治川隧道

カテゴリー: 大阪現代建築 /
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大阪府大阪市 1944

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安治川トンネルは安治川の河底を横断し、大阪市此花区と西区を結ぶ歩行者・自転車専用トンネル(現在)である。このトンネルは延長80.6m、有効幅員11.4m(2車線+歩道)、縦坑部は潜函工法による鉄筋コンクリート造りで、中央部は内径幅12.4m、高さ4.5mの鉄筋コンクリート沈埋函でできている。工事は昭和10年に着工され、総工費260万円(現在の金額に換算すると約70億円)を投じて昭和19年に完成した。土木学会関西支部に調査研究が委嘱されるなど当時の日本の土木技術の粋を集めた建設事業であった。
完成当時の安治川トンネルは、両岸に歩行者用エレベータ、車両用エレベータ各2基と歩行者用階段を備えていた。最盛期である昭和36年の1日の交通量は、歩行者約8500人、自転車約4600台、自動車約1200台であり、自動車だけは維持費の一部として使用料を徴収していた。

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西九条駅から南に下っていくと安治川にぶつかり、道はそこで東西に分かれる。その突き当たりには古い堂々とした建物が何気なく建っている。その丁字の交差点をずっと眺めていると、たくさんの歩行者や、自転車に乗った人達が、その建物の中へと消えて行き、また現れる。
偶然、遭遇したこの人食い建築に、僕はしばらく見入ってしまっていた。

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二つ上の写真が北側にあるトンネル入口(此花区)、そして上にある写真が南側のトンネル入口(西区)。
二つの大きな閉まったシャッターが、昔使われていたという、自動車用のエレベーター。今は使われていない。

僕が居たのは午後4時頃だったと思う。一時間くらい、このトンネルを眺めてみたり、通ってみたりしていたけれど、とても利用者が多い。もう今や時代遅れのような装置であるが、まだまだ現役でこのトンネルは動いている。


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