設計・・・黄聲遠建築事務所 2006
宜蘭縣礁溪郷礁溪路四段126號 (MAP)
この奇妙なビルは建築家の黄聲遠の作品。彼は戸籍事務所を公務員が働く行政の場であるだけでなく、誰でも自由に出入りできる場所にしたいと考えた。そのため、彼は開放的な空間を作ることを考え、保健所と学習センターも集まる総合的な機能のあるビルを目指した。戸籍事務所の共同空間も、公務員と市民、市民間の交流の場として利用できる。
礁溪生活学習館とも言われているこの建物。地上5階、地下1階建の建物。地下は保健所の業務、1Fは小会議室や受付、2Fは戸籍を扱う部署と思われる、3Fは大会議室、4Fは行政を扱う部署、5Fは展望台や親子が遊ぶ場所となっている。鉄筋コンクリートを用いた不規則なフロアに柱が特徴。
表のメインストリート、裏の住宅街、そして隣接する幼稚園とこの建物を通じて行き来できるようになっている。
むき出しの鉄筋が手摺代わりとなっている(左)
地下1階保健所の様子(右)
黄聲遠は宜蘭、羅東などの都市が含まれる蘭陽平野を中心に活動をしている建築家。
2006年台湾建築賞 佳作
黄聲遠建築師事務所+田中央設計群
FLICKR:黄聲遠 礁渓セット
FLICKR:黄聲遠 礁渓セット:SLIDE SHOW