設計・・・A.A.E. 2008
東京都中央区銀座3丁目9-6 (MAP)
金属の無垢材に穴を精密に研削したイメージで、ラフな平面に穿たれた研削の結果としてのシリンダー内面は鏡面仕上げとした。規則的に配置したシリンダーの大きさを丁度人が入るような身体的スケールとし内面に刻々と移り変わる内外の行為を映し込ませることで、ファサードが多種多様性を備える現代都市の様相集合体として街並みに参加する。都市コードとアクティビティの両義的様相として現れるファサードが、銀座という特殊コードをもつ街区環境の発展的更新を喚起して欲しい、と考えている。
強烈なインパクトを持つ通り側のファサード。個性あふれる他の銀座の建物にも負けじと存在感を出している。