設計・・・安藤忠雄建築研究所 2009
京都府京都市中京区福長町105 (MAP)
東海道五十三次の終点となった三条大橋から西へ600m。明治時代に京都のメインストリートとして栄えた三条通りには、歴史的な近代洋風建築、格式ある料亭、最新のファッションブティックが軒を連ねています。この三条エリアに、俄の美意識を世界に発信する新しいビルが2009年誕生いたしました。
設計は、日本を代表する建築家として世界的に有名な安藤忠雄建築研究所。旧市街地型美観地区の条例のもと、伝統的な軒庇(のきひさし)や格子などを設け、現代、未来へと京都の記憶を受け継いでいく建築が完成いたしました
地下1F、地上4Fのビルで、地下1Fと地上の1Fは京都デザインハウスのイベントスペースと店舗。
2Fは「俄」の店舗、3・4Fはオフィスとなっています。
「俄」のある付近にも京都の町家が至るところに現存しており、その町屋の風情をこの新しいコンクリートのビルの庇が調和している。屋根材も瓦イメージを意識したアルミキャスト材を使用し、窓や開口部も格子状にするなど、京都の街並みに合わせた設計となっている。