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軍艦ナントカ

›2 08, 2006

軍艦アパート追加エントリー その弐

battleship.jpg

僕の友人に軍艦アパートについて知っているか聞いてみると、友人は、ああ知っていると言い、下寺住宅ではない、近所のマンションの事を話す。
そのマンションは近所の人からも軍艦マンションと言われている。周辺は低層の住宅が立ち並び、その建物がとても目立っていて、そのシルエットがどことなく軍艦に似ている事から、軍艦マンションと呼ばれるようになったという。

友人からそのような回答が返され、軍艦と比喩されるものが、他にどのくらいあるのか探してみた。
そもそも僕が軍艦アパートを知るキッカケは、軍艦と比喩される最も有名な軍艦島の存在。最初軍艦島に関心を持ち、興味本位で調べていた時に、軍艦アパートを知ったのだ。

軍艦島(端島・長崎県)

端島は長崎県野母半島沖にある炭鉱で栄えていた島である。現在は閉山となり無人島となっている。島の規模は周囲約1.2kmで、最盛期には人口5000人以上の人達が住み、当時世界最高の人口密度だったという。島中にアパートが立ち並び、それら建物同士の隙間が道であり、そこに人が溢れていた。そんな島を海から眺めると、航行している軍艦のように見えた事から、軍艦島と呼ばれたという。
関西今昔建築散歩:軍艦島

軍艦島(見附島・石川県)

石川県の能登半島の先っぽにある島である。見附島の写真を見てみると、まさにその姿は大きな船の船首のように見える。この島を喩えるとなったとき、大きな船=軍艦となったと思える。「フェーリー島」では響きが悪い。
櫻井醤油味噌醸造元HP 見附島

軍艦山(北海道)

北海道の大雪山系にある地図に名も載っていない山の通称なのだそうだ。
見方次第だとは思うが、軍艦に見えないこともない。。
あまいものこの甘藷岳山荘>>軍艦山

軍艦山(荒船山・長野・群馬県境)

長野県と群馬県との県境にある標高1442mの山である。山の頂部が2kmも平らで、とても変わった形である。HPの写真を見ると、その姿は雲海を進む巨大な空母、タンカーのように見える。

佐久商工会議所>>荒船山
長野県山岳ガイド>>荒船山

軍艦岩(沖縄県)

沖縄県与那国島サン二ヌ台にある岩礁である。その姿は岸に着岸している軍艦、もしくは潜水艦のようでもある。
与那国海底遺跡>>軍艦岩

軍艦岩(愛媛県)

愛媛県久万高原町にある岩である。もはや岩であれば何でも軍艦に見えてくる。
仁淀川最源流部「御来光の滝」
久万高原町
その他軍艦岩と呼ばれるものは西表島や北海道にもあるという。

軍艦岬(藻岩山・北海道)
東に伸びる尾根は札幌市街方面から見ると、裾野で長く平らに伸び、先端が急に落ちて見える。古くはこの形から尾根の先端を「軍艦岬」と呼んだ。
軍艦マンション(第3スカイビル・東京都)

新宿区大久保にある、元帝国海軍だった渡邊洋治設計によるマンションだ。たいていシルエットが似ているという理由で軍艦と比喩されるが、このマンションは、ビルそのものが戦艦の艦橋部の様で、金属の無機質な感じがとても軍艦らしい。
中島光三設計事務所HP>>第3スカイビル

軍艦ビル(ダイエー本社ビル・東京都)

港区芝公園にあるダイエー本社ビルは軍艦ビルと呼ばれているようだ。下記のリンクの画像を見るや、ビルは巨大で上層が台形の形をしている。遠くから見れば装甲車の様に見えるけれど、街中地上から見れば、その大きなビルは巨大戦艦の艦橋のように見えたのだろう。
Phile-web>>画像

軍艦ホテル(摩耶観光ホテル・兵庫県)

1930年兵庫県摩耶山に摩耶鋼索鉄道の福利厚生施設として建設され、現在は廃墟とのこと。
屋上の様子は、元ホテルということもあってか、豪華客船の甲板のようである。客船と戦艦とは全く性質が異なるけれど、ここもいつの間にか軍艦ホテルと呼ばれるようになったという。
北陸廃物紀行>>摩耶観光ホテル

軍艦巻(寿司の種類)
軍艦巻(ぐんかんまき)は、海苔で巻いたシャリにネタを乗せた寿司の形態のひとつ。 その姿が軍艦に似ていることから。

これは誰もが知っている軍艦で、食べても美味しい軍艦だ。

軍艦部(カメラの部分の名前)

レジファインダーカメラの上部、シャッターボタン、シャッタースピードの調整するやつや、フィルム巻き上げレバーが付いている部分を言う。たぶんそれらを真横から見ると、軍艦のように見えたことから、そう呼ばれるようになったらしい。


軍艦と比喩されるものがたくさん見つかった。そもそも軍艦と最初に喩えた人がいる訳で、僕のような現在の若者の感覚では、大きいそれらしきモノを見ても、まず軍艦と喩えないだろう。軍艦を見るのは、たまに報道で流れる自衛隊か米軍の艦船ぐらいだからだ。「軍艦」と喩えれた人というのは、軍艦が比較的身近だった頃の人ではないだろうか。
とにかく軍艦というのは、大きく、そのシルエットが美しい、そして今の僕らにとってとてもインパクトのある比喩なのだ。

関西今昔建築散歩:軍艦アパート
軍艦アパート追加エントリー その壱 軍艦アパート配置図

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Comments

はじめまして、川本と申します。「さっぽろサイエンス観光マップ」からトラックバックさせていただきました。
文量が多くなってしまったので、記事には書きませんでしたが、北海道大学の文学部共同講義棟は通称「軍艦講堂」と呼ばれています。全面こげ茶色のトタン張りで、末広がりの重量感のある形は、帆船時代や第一次大戦前のタンブルホームをもつ軍艦を思わせます。

ssn29 at 2006年05月02日 01:38

コメント・トラックバックありがとうございます。

軍艦の後に続く単語を思い付くだけ当てはめて色々探したのですが、軍艦講堂は思い付きませんでしたね。

pan-o at 2006年05月07日 22:51

ページの上の方で「まてまて軍艦講堂があるぞ」と思い下のほうまで来ましたが、すでに載ってましたね。ただ法学部でよく使っていた記憶がありましたが。
中はいくつかの大小の講義室に別れてますが、暗い印象の外観にあわせたわけでもないでしょうか、照明も暗く、また講義中試験中に関わらず蒸気が通ったりするたびに「ガンガン」と大音響を発するスチーム暖房設備などもあり、さして古くもないのですが、大時代的です。

Ted-I at 2006年07月02日 10:19

こんにちは、Ted-lさんは北大の方でしょうか?
「ガンガン」は冬の風物詩ですね。

比較的若い文系の学生さん数人に、「軍艦講堂」って知ってる?と聞いたところ、建物はもちろん知っていましたが、「軍艦講堂」という通称があるとは知らなかったとのこと。
周囲を新しい建物に囲まれてしまい、メインストリートから隠れてしまったのとあわせ、すこしさみしい気がします。

ssn29 at 2006年09月27日 21:17

こんにちは、東大雪の軍艦山でリンクしてもらっていて、アクセス解析見ていてお訪ねしました。
北大雪の軍艦山(艦名アンギラス)、遠く表大雪から真横に見るとかなり軍艦なのですが、縦走路は舳先から艦尾に向かって付けられていて、なかなか現物を目の当たりにしないと軍艦と言う感じがしないのですが、少しは軍艦っぽく見える写真を探してみました。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8903/nisekau01.html
北海道に住んでいるので軍艦講堂は見たことがあります。名前が風前の灯火ですか。ちょっと寂しいです。
古い町並みが好きなので大阪の軍艦アパートも散歩してきたことがあります。暮らすにも保存するにも老朽化してしてしまったのでしょうけど、やはりちょっと惜しい気がします。

あまいものこ at 2007年04月26日 08:44
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