MENU » TOPABOUTMAILMAPNOTEBLOGFLICKR »

馬祖列島南竿の基礎情報

›3 05, 2006

nangan map

馬祖は台湾海峡を越えた中国大陸側にある台湾の領土である。
大陸から追われてきた蒋介石率いる国民党軍が、大陸への反攻の拠点とするために、この馬祖と金門を占領した事がはじまり。
1992年、臨戦体制から解除され、1999年から旅行できるようになった。一時駐留していた数万人という兵士が、現在では数千人にまで削減された。駐留兵に頼りきっていた島の経済にも転換期が訪れた。

雑感

実際島に行ってみて街を歩いている人のほとんどが軍人である。削減されて数千人になったとはいえ、島の総人口も6000人強な訳で、どっちが多いのかわからない。また時折頭の上を乾いた銃声が飛び交っている。訓練のものと思われるけれど、それを聞くとここは基地なのだなと思わせる。
そんな島なのだが、今観光に最も力を入れているらしく、少しずつであるが民宿等を整えていっているのが、目に見えて分かった。
観光の目玉というのは、南竿でいうと牛角地区にあるビン東建築、そして軍の施設である。
軍の施設というのは、中台間の緊張が和らいできたということで、もう使わなくなった施設を観光用に開放しているものだ。しかし、何百年前の古戦場の跡ならまだしも、数年前まで実際に使われていた基地なので、生温かいというか、リアルというか。また、状況によっては再び使用される可能性があると思うと、笑える観光地では無いなと思った。

photos

フリッカー馬祖列島SET スライドショー

行った日は雨だったので、綺麗な写真は撮れずじまい。晴れの日であれば印象も変わっていたと思う。

公式サイト

馬祖国家風景区管理処

行き方

馬祖列島の行き方は二種類。
基隆から船(台馬輪)に乗って行く方法。これは不定期で船会社に事前に聞くのが良いとの事。
もう一つは台北の松山空港から立榮航空の飛行機に乗って行く方法。
今回は飛行機で行ったので、飛行機について少し載せておきます。下は2006年2月時点の時刻表。

台北(松山)→馬祖(南竿)馬祖→台北
出発時間到着時間出発時間到着時間
06:3007:4008:0508:55
08:2509:1509:4010:30
11:0011:5012:2013:10
11:5512:4513:2014:10
12:4513:3514:0014:50
14:3515:2515:5016:40
16:0516:5517:2018:10

航空チケットは、地元の旅行代理店を当たってみたのですが、無理だと言われ、松山空港の立榮航空のカウンターで直接買いました。値段は片道2000元前後。
利用客が多い時もあるという事なので、早めの予約が望ましい。

立榮航空 uniair

お宿

実際行った山隴、津沙、福澳の集落には民宿が数件ありました。観光客(台湾人も含めて)がまだほとんどいないので、予約なしでも必ずどこかで泊まれそうです。
日帰りで行ったので詳細までは分からないのですが、昼食を食べた食堂が民宿もやっているらしく、聞いた話では、一泊500元とのこと。どこの民宿もこの値段前後だと思われる。

島内交通

空港から近い集落、山隴、牛角地区へは歩いて何とか行けました。空港出て左の方向の道でした。空港からタクシーもよし。
島内の主要な移動はタクシー。バスが走っているのを見かけたのだけど、軍用のものか一般用なのか分からずじまい。
タクシーは一時間あたり500元前後でチャーターできます。
島全体的に平地が少なく、歩いて周るのは厳しいかも。

※タクシーの注意事項
昼から帰りの飛行機の時間まで約四時間、近くにいたタクシーをチャーターしたのですが、チャーターしたにも関らず、移動中に無線からの指示で軍人(タクシーの主な客層は軍人)を乗せまくる。ニ三人で乗っていれば、そういうことは無かったのだと思うけど、一人の場合はきちんと交渉しておおく必要有。

島から島

馬祖は南竿のほか北竿、東引、莒光島があり南竿の福澳港から船で行けるという。行ってないので詳しくは分かりません。
ちなみに北竿へは台北から飛行機で行けます。2006年2月現在の時刻表は下の通り。

台北(松山)→馬祖(北竿)馬祖→台北
出発時間到着時間出発時間到着時間
09:2010:1010:3511:25
13:3514:2514:4515:35
17:1018:0018:3019:20


関連リンク

naruwan>>離島の旅

See Also
Comments
Post a comment










Remember personal info??