MENU » TOPABOUTMAILMAPNOTEBLOGFLICKR »

シェムリアップのバイクタクシー

›8 20, 2006

bike taxi in SiemReap

夜な夜なシェムリアップに到着し、僕は国道6号線を歩く。街は日中はどのような様子なのか想像がつかないほど、人気が無く静か、アジアの街特有のイルミネーションもない。歩いていると何かと気配を感じるが、何もいない。何となく不穏なのだ。
いいかげん歩いたところで、適当なゲストハウスを見つけ入る。そこは華僑のオーナーと数名のクメール人がやっている、一泊7、8ドルのなかなか普通のゲストハウス。
僕はとりあえず、荷物を部屋に下ろし、宿で飯を食うことにする。

飯をくっていると、早速地元のカンボジア人のバイクタクシー運転手が僕に営業してくる。彼曰く、「バイクタクシーに乗らなければ、ここではどこにも行けないし、俺ならどこへでも連れて行ってやる。だから一日30ドルでどうだ。」という。僕の食事開始から終了するまで彼は必死に僕を落とそうとする。食事終了が僕の答えを出すタイムリミットである事はお互い察していた。そして僕はやっと値切って一日30ドルという値段で雇うことになる。後から聞いた話、一日30ドルという値段は若干高め、もしくは妥当な金額なんだそうだ。

シェムリアップのバイクタクシーのドライバーには、通しナンバーの付いたジャケットを着なければならない事になっているらしい。ドライバーとの間でトラブルが起こっても、そのドライバーの番号を覚えておけば、足がつく訳だ。

朝がやってきて、バイクタクシーのドライバーとゲストハウスで待ち合わせ。ドライバーが颯爽と現れたが、その上着にはジャケットが無かった。俺は彼と昨日さんざん交渉したことだし、年齢も近く気が通じる部分もあり、何より大丈夫そうな雰囲気をかもし出している。ジャケットを着てようが、着てまいが結局のところ、相手を信用できるかできないかの事なのだ。僕はこのドライバーを信用しようと思い、バイクの後ろへと座る。

service station my driver

2日間ドライバーを雇い色々な場所へ連れて行ってもらった。終わってみれば、僕のドライバー(右上の写真)はとても真面目で優しい24才の青年だった。
ドライバーは僕の様な観光客を寺などの目的地まで運び、僕が寺から出てくるまでずっと待っていなければならないのだ。僕のドライバーは僕が寺などから出てくると、必ずすぐバイクで僕のところまでやってきて、次どこ行くんだい?と聞いてくる。アンコールワットに行った時は、僕は5時間もの間、ドライバーをほったらかしにしていたのに、アンコールワットから出ると、彼はすぐやってきてくれた。また日の出を見に行く時も、昨晩遅くまで引きずりまわしたにも関らず、朝僕が寝坊している所を、起こしにまで来てくれて本当に良いやつだった。

ちなみに、僕ら観光客達が寺などを見ている間、ドライバーは何をしているかというと、下の写真のように、木の陰や広場で、同じドライバー家業の人達とサッカーしてたり、お喋り、トランプ、または昼寝していたりする。

AngkorTom angkordrivers

See Also
Comments

「後から聞いた話、一日30ドルという値段は若干高め、もしくは妥当な金額」の
根拠、つまり、誰に聞いて妥当な金額だと思ったのですか?。

カンボジアでは警察官や教員といった公務員の月給が20ドルの国でバイタクを
一日チャータして30ドルで妥当だと思いますか?。相場は6〜8ドルです。

通しナンバーの付いたジャケットを着なければならない事になっているのに着てな
いモグリのドライバーを「僕はこのドライバーを信用しようと思い」ってすでに騙され
てますよね?。

あなた自身はサービスに満足しているようなので結構ですが、あなたのような無知
な旅行者がいるから、日本人旅行者はカモにされて巡り巡ってほかの旅行者に迷
惑をかけることになると自覚して下さい。

厳しいことを言うようですが、ひとり旅をするくらいなら最低限、現地の物価等、の
知識を身につけてください。ネットで検索すればすぐわかることです。

ビル at 2006年10月14日 17:04

ビルさんコメントありがとうございました。

まず「誰に聞いて妥当な金額か」という事ですが、別で行った友人と、当時現地で会いバイクタクシーを利用した日本人の方です。ビルさんの話によれば、みんなボラれてた事ですね。僕はその周りの人達と金額があまり差がなかったので安心していました。次回カンボジアを通る事があれば、ボラれなくてすむ訳ですね。ありがとうござます。

「騙された」ということですが、金銭関係においては確かに騙されましたね。これは反省です。しかし彼(運転手)が僕に数日してくれた働きぶりは、今思っても感謝の気持ちで一杯です。

こういった事で他の僕と同様無知な日本人旅行者に迷惑をかけてはいけませんね。以後気をつけようと思います。

旅の事前に情報収集をするのが嫌いで、いつも行き当たりばったりの僕ですが、これを機会に最低限の情報は頭に入れようかと思います。

コメントありがとうございました。

pan-o at 2006年10月14日 21:27

こんにちは。
以前、コメントさせてもらったビルと言います。
日付を見ると2006年10月14日になってました。

今回、また偶然このブログを見つけて読んでいて
自分の書いたコメントを見てびっくりしました。

今、読み返すとずいぶん失礼なコメントをしている
のに、ていねいな返信があり恐縮です。

旅の楽しみのひとつは人との出会いですよね。
きっと、あなたの人柄でバイタクの運転手もあなた
にナイスに接してくれたのだと思います。

これからも楽しい旅行をたくさんして下さい。

ビル

ビル at 2007年02月06日 17:37
Post a comment










Remember personal info??