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九族文化村に対する所感

›7 23, 2006

sun moon lake

九族文化村は、台湾本島のほぼ中心、日月潭のすぐ近くにある台湾原住民をテーマとしたテーマパークである。九族というのは、ヤミ、アミ、タイヤル、シャイアット、ツオウ、プノン、ペナン、ルカイ、パイワンという中国大陸から漢人が渡って来る前から台湾に住んでいた九つの民族の事で、最近ではサオ族が加わり、実際には10族の民族に関する展示が見ることができる。
台湾には全部で12の部族があり、それらほとんどの部族が台湾東部と中部山岳地帯に住んでいるという。しかし最近では漢人との同化などが進んでいるとのこと。
(写真は日月潭)

僕の読んだ台湾の歴史教科書の最初の章は、5000年前の石器時代が紹介され、次の章では、台湾に中国から本格的に漢人が移って来た1600年頃と年代が大きく飛ぶ。教科書に載っていない省略された時代の間に、今の先住民達の祖先が南方から台湾に渡って来たといわれている。
台湾の人口の大半を占める漢人達が、原住民達を嫌っている訳でもないらしい。漢人と原住民の混血である女性若手歌手がテレビに出演するくらい人気があったりする。

そんな原住民の生活を見ようと九族文化村へ行ってみた。台中駅前のバス乗り場から埔里行きのバスに乗り、埔里から日月潭方面行きのバスに乗換え、さらに日月潭からタクシーで10分ほどかかってようやく着いた。九族文化村は周囲を山で囲まれていて、敷地は扇状地のように山の麓から中腹くらいにかけて拡がっている。とても大きい。
僕の当初のイメージは、再現された原住民の集落、原住民達が伝統的な衣装で歓迎、そして原住民の食生活を堪能するといったものだった。
しかし、実際はというと、何故かベルサイユみたいな大きな宮殿と芝生の庭があったり、また絶叫マシンがたくさんの人を絶叫させていたりと、想像していたものと全く別物だった。メインである原住民に関するエリアも当然あったけれど、ここも僕をがっかりさせるものだった。原住民の昔ながらの住居などは再現されていたけれど、原住民の姿がどこにも見当たらない。いたのは伝統的な衣装を着たマネキン達で、無言で伝統的な生活様式を再現していただけだ。民俗衣装を着ていた者もいるが、それは漢人のアイスクリーム売りや、衣装をレンタルした観光客ばかりである。

九族文化村

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