台湾(福建省)金門縣金城鎮模範街
明朝鄭時代に陸軍の訓練所がありました。民国14年(1925年)に金門商会の傅錫会長が華僑から資金を募り、この日本の大正時代の建築物が建ち並ぶ街道を作りました。アーチが連なった回廊式の洋館32棟がT字形に並んでいます。
金門島(金門県)の県政府がおかれている金城鎮の中心に、ひっそりと建ち並んでいる。
模範街はバロック風のレンガ造り、1階は回廊になっており、回廊の上の2階部分はバルコニーになっている。台湾本土にも模範街と似たような場所があり、三峡老街や湖口老街等である。しかしこれらと金門の模範街が決定的に違うのは、前者が日本統治下でつくられたものに対して、後者は当時日本統治下でなく、金門にゆかりのある華僑達がつくったものである。
模範街は金門出身の華僑が全盛期の時に、当時最もモダンで最先端な街として、東南アジアの華僑の街の模範とすべくつくったのだ。
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