軍艦アパート追加エントリー その六
日本橋4丁目の交差点を東に入り、、阪神高速の下をくぐると交差点がある。
いつもこの交差点から始まり、ぐるり一周してこの交差点で終わる。何周したのか分からないが、いつも最初と最後はこの場所で写真を撮っていた。
2005年11月 2006年1月
2004年頃に買ったオリンパスのE-300と、家に眠っていたミノルタSRT101に何となくモノクロフィルムを入れて撮ったもの。
この頃はアパート内にある店舗も開いていたし、洗濯物が干されていたり、正月のしめ縄、人気総理の自民党のポスターが貼ってあったりと生活観や時間の流れがあった。
2006年9月
どういう経緯で買ったか覚えてないポラロイドカメラと、一眼を持ち歩くのがしんどいので買ったリコーのGRDで撮ったもの。
いつのまにか立ち退きが終わっており、アパート内部へ入る入口は全てフェンスやベニヤで塞がれていた。人がいなくなると軍艦もただのかたまり。人の流れという血液が止まると、建物も動物と同様だんだんくさってくる。
2007年1月
すっかり一眼を持ち歩かなくなって、コンパクトなGRDで撮ったもの。
アパートがフェンスでぐるり囲われ、解体のため足場が組まれていた。フェンスの隙間から中を覗いてみると、解体で使われてるブルドーザーがまるで死体にたかるハイエナ、ハエの様に見えて、気持ち悪くなる。
2007年3月
酷使しすぎたのが調子の悪いGRDで撮ったもの。
数日間目を離した瞬間に、アパートが姿を消していた。まだ頭の中に残っているアパートの残像が、目の前の現状を差し替えようとする。
2009年11月
コンパクトデジカメすら荷物に感じて、携帯のカメラ(パノラマ撮影)で撮ったもの。
最後に訪れてから約一年ほど足が遠のいていた。北側にあったアパートの跡地にはスーパーマーケットができて、南側はコインパーキングに変わっていた。何に変わっていようが、同じ感情をもっただろう。
軍艦アパート
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